投稿者:網野いちほ 2024/12/19
はじめに
この記事はアドカレのほげほげ2です
この度は東京大学のアドカレに参加させていただきました.アドカレは10年前にお菓子が出てくるアドカレをやった以来なのでとってもワクワクしています.
*あくまで個人の感想です.
序文
11月、0時打ちで迎えたまんがタイムきらら12月号
人気作品が大量完結、星テレも完結を匂わせる内容だった
Twitterに響くファンの咽叫、どこからか聞こえる「無印がベテラン以外読むもの無くなる」の声
無言で泣き始めるファン達の中、きもすき推しの網野は独りオウチで泣いていた
おんなぢからバトルで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるストーリー・・・
それを最終回後きもすきで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」網野は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、網野ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい椅子の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って感謝の正拳突きをしなくちゃな」網野は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、網野はふと気付いた
「あれ・・・?表紙が違う・・・?」
違和感に気づいた網野が目にしたのは、きららキャラが埋めつくさんばかりの表紙だった
千切れそうなほどにページが詰め込まれ、地鳴りのようにきらファンのテーマ曲が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする網野の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「セプテンバー!」声の方に振り返った網野は目を疑った
「ゆ・・・ゆずこ?」
「なにあずにゃん、私が恋しかったの?」
「ゆ・・・唯先輩?完結したはずじゃ」
「なんです花名ちゃん、かってにけいおん!を完結させちって〜」
「たまちゃん・・・」
網野は半分パニックになりながら目次を確認した
けいおん! かきふらい
星屑テレパス 大熊らすこ
三者三葉 荒井チェリー
うらら迷路帖 はりかも
スロウスタート 篤見唯子
ゆゆ式 三上小又
きもちわるいから君がすき 西畑けい
しあわせ鳥見んぐ わらびもちきなこ
妄想アカデミズム 檜山ゆき
あっちこっち 異識
好都合セミフレンド 千種みのり
暫時、唖然としていた網野だったが、全てを理解できないまま、もはや彼の心には叫ぶ他無かった
「時期・・・連載時期がバラバラなんだ!」
きららを一度机に置き、きら同部室へ全力疾走する網野、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、自室で冷たくなっている網野が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
本文
調子乗りました.すみません.
この前のきらら12月号はとてつもなかったですねぇ.
特に『ほぐして、癒衣さん。』『妄想アカデミズム』『きもちわるいから君がすき』の三号連続完結は心にき、きますよ…
阪大きら同様の会報に「2巻乙」に関するエッセイがあったが,まさかこんなにも連続で来るとは思わなかった.
さて,今年は様々なきらら作品が完結した.少し振り返ってみよう.
2023年末に『マグロちゃんは食べられたい!』が完結し,迎えた2024年.私の中で印象に残っている第一の完結は『紡ぐ乙女と大正の月』であった.最初の頃は「紡と唯月が大正時代で愛を叫び、二人は幸せなキスをして連載終了」を予想していた.しかし,いろいろな意味で想定の斜め4次元方向へと話が向かったのだ!特に唯月,健気すぎるじゃろ~!!心の中のJKがぴょんぴょんするんじゃあ^~.とにかく,最高の最終回だったと思う.つむつきに栄光あれ.
次に外せないのは『ももいろモンタージュ』.芸術的(本当に意味深)な絵を描くことを追い求める作品であり,最終話までの流れも素晴らしかった.もっと続いてほしかったが,完結までの流れも完璧だった.たまもんの親友に対する意識の変革.これまで明確に「壁」にぶつかってこなかったたまもんがここまでスランプになるのかとヒヤヒヤしながら読んでいたのだが,最後の覚醒は本当に見事であったと言えるだろう.
そしてこの作品は今年のきらら作品で最も世界に影響を及ぼしただろう.『恋する小惑星』だ.
アニメ化もされ,定期的に叡山電車とコラボし,多くの読者から愛されてきた恋アスが完結したのだ.確かに区切りとしてはバッチリだったと私は思う.2巻で1年の周期にしっかり則っているだけでなく,最後まで定期イベント(星咲祭など)をしっかり描き,みらあおが一緒にいられる高校卒業までの期間でのラストチャンスに懸けた点は,素晴らしかった.上から目線に聞こえるかもしれないが,私は「このような作品を,これほどまでに愛おしい作品を描いていただき,本当にありがとうございます!!」という状態だ.もう,最終話は涙がちょちょぎれて少し誌面を濡らしてしまったほどであった.本当に素晴らしい作品を,ありがとうございます.quro先生.
さて,恋アスの進撃はこれだけではなかった.きらら展とのダブルブッキング叡電コラボもあったが,もっとおおきな,世界に響くような…
そう,ファンが発見した小惑星が認められ,名前が付いたのだ!!それも3つ!!この世界にはもう「あお」という星が存在する.こんなに嬉しいことは無い…(感涙).これからも恋アスは我々を照らす星であってくれるだろう…
さて,恋アス完結後はいい意味で普段通りなきららだった.しかし,12月号,激震が走る…
前述の三連完結が発表されたのだ…これからどうなってしまうのだろうか…?
結文
別れの分だけ出会いがある.そうは言うものの完結は非常に悲しい.ただ,完結後も推し続けることで別れずにいられるのかもしれない.忘れたくない.忘れたくない.完結作よありがとう.
おまけ(きらら12月号を読んで)
そらもうスロスタよ 遥か届くで
クリスマス迫ってるからな
星テレのアレがなぁ
あんなんされたらワシが泣くで
一滴でも雨が
(海果を照らすだろうと)言うからな
(鳥見んぐの)鳥も「時止めぇや」と言うとったわ
あぁ、ゆゆ式のことやろう
アレしてるみんながええんよ
ああ、妄アカのことやろう
そらお前そんなんゴーよ(キスシーン)
スゥー、(笑顔と空の)つながりを見せてくれとる
あぁ、なんや(百合に)誘われてるんよ
うん、内緒やけど全部アレするんよ